【深くなだらかなニキビ痕にはサブシジョン+ボライト・ジュベルック注入】
前回のブログでは、保険適応の治療をしっかりとやりながら、ニキビ痕の凹凸が目立つお肌を均一に整えていくためのデバイス治療(マイクロニードルRF=POTENZAによる治療・IPL照射=Elos Plus フォトSR照射)をご紹介しました。
デバイス治療は、肌を全体的に均質化するにはとても良い治療ですが、熱を加え引き締める作用があるため、硬い瘢痕組織が主体の深くなだらかなひきつれ・凹凸には、針を刺して高周波を流すだけでは不十分で、硬く癒着した組織を、先に剥がしておく必要があります。

当院では、サブシジョン(癒着をはがす)を行った際に、国内認定製剤であるヒアルロン酸肌質改善注入剤のボライトの注入を行っております。ボライトは、「架橋ヒアルロン酸」による肌質改善製剤。シワやたるみの治療で一般的に使用される架橋ヒアルロン酸製剤よりも、柔らかいタイプのヒアルロン酸で、肌の水分量を増やし、ふっくらハリを出す、肌質改善目的で使用される製剤です。
サブシジョンは、当院では柔らかいニードルであるカニューレを使用し、クリーム等で局所麻酔を行ったのち、一つのサブシジョンを行いたいエリアに対し1か所に1段階太めの針で入口を開け、カニューレを挿入して剥離を剥がしていきます。その際に麻酔も行いながら剥離を進めます。

剥離した部位にはボライトを注入し、再癒着が起こりにくいようにします。ヒアルロン酸は数ヶ月で徐々に吸収されますが、その間に自己の新しい正常なコラーゲンで置き換わってくれるのが目標です。
また剥離部はやや深いクレーターやなだらかなニキビ痕が主体ですが、それ以外の浅めのニキビ痕に対しては、細かく手打ちでジュベルック+非架橋ヒアルロン酸(CYTOCARE532)を半顔50か所ずつほど注入していきます。
ジュベルックはポリ乳酸の一種(PDLLA)で、真皮内に注入すると、数ヶ月かけて異物反応を起こし結果としてコラーゲン増生を促進してくれるバイオスティミュレーターです。そのため、サブシジョンを行っていないところも全体的にふっくらハリが出て、凹凸がより目立ちにくくなる、という仕組みです。
ジュベルックを注入する際はは31ゲージの針を使用。大変細い針ですが、この針を用いて、マイクロサブシジョン(細い針で細かくサブシジョンする)作業を追加していきます。
薬液の持ちは、ボライトは6−9ヶ月、ジュベルックが2ヶ月〜数ヶ月といったように、特にジュベルックについては数ヶ月かけて変化を起こしていくため、すぐには効果が出てきません。またボライトはヒアルロン酸ですので、しばらく真皮の水分量を増やし、コラーゲン生成を促進したあと徐々に吸収されていきます。
【サブシジョン1回+ボライト1ml注入(右頬中央)+両頬のジュベルック注入2ml】
サブシジョン5×5cm8800円+ボライト1ml (1本)33000円+ジュベルックCYTOACARE MIX2ml 50600円
注入後1ヶ月後には特にしっかり効果が出て、皮膚表面の凹凸が減っています。同時にハリやツヤも出るのがボライトやジュベルックの良いところ。




6ヶ月後にもう一度来られた際も、以前の施術効果が残っており、特にその期間何も施術を受けたり治療をしていないにも関わらず維持できていました。まだ、完全ではないので、理想としては3ヶ月に1度のペースであと2回ほどジュベルックの注入をできると良いかなと思います。


施術における注意点・リスク
- 注入に伴う皮下/皮内出血・腫れ・紫斑・痛み・針あと
- ジュベルック・ボライト 共に注入部のしこり
- ボライトは血管閉塞や血行不全
- 妊娠中・抗凝固剤内服中の方はできません
- 希に薬液に対するアレルギー・アナフィラキシー
サブシジョンで部分的にひきつれている線維をほぐしてふっくらさせたら、POTENZAを使用し、全体的に引き締める。いずれも長期にわたって効果が出てくるので、状態に応じて適切なタイミングで選択しながら、2、3ヶ月に1回ずつでも受けていただけると良いのかなと思います。
また、注入までのしっかりとした持ち上げる効果には至らないですが、毛穴や弾力・艶の回復、赤みの改善には、ターゲットクールでのジュベルック導入もおすすめです。こちらは注入の痛みが苦手な方、出血や腫れなどダウンタイムが取れない方に。また麻酔なしで10分程度で導入できるので、お時間のない方にも❤️
現在2月7日(土)までキャンペーン中なので是非是非ターゲットクール✖️ジュベルックもお試しくださいませ😁


