ニキビ・赤ら顔治療（外用・内服・処置 ）

しつこく繰り返す・または外用治療だけでは効果が見られない難治性の毛包虫（ニキビダニ）性ざ瘡・酒さに。

• 初回診察料（カウンセリング料）別途
  初回ビジア画像撮影料別途
• 再診料　別途
• ストロメクトール３m g１錠
  体重３６ー５０kg：１回３錠内服
• 体重５１ー６５kg：１回４錠内服
• 体重６６ー７９kg：１回5錠内服
• 体重８０kg以上：２００μg／kg内服

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通常の毛包虫性ざ瘡（酒さ；丘疹膿疱型）に対する保険適応の標準治療で改善が認められない、頻回に悪化を繰り返す方に、ダニ駆虫剤のイベルメクチン（ストロメクトール錠）を内服することで効果を発揮します。体重に合わせ必要量を週に１回、計２−３回内服することが多いです。

副作用の頻度は低いですが、増殖したダニの量が多いと、大量に死滅した虫体に対する一過性の過敏反応が生じることがあり、一時的に顔の赤みや痒みが増悪することがあります。

イベルメクチン内服は、疥癬（ヒゼンダニによる皮膚病）と腸管糞線虫症において保険適用が認められている治療薬です。従って、毛包虫に対する治療では保険適用外診療（自費診療）となり、万が一重大な薬剤による副作用が出た場合でも、国内医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

• 内服できない方：① 妊娠中・妊娠の可能性のある方 ②15kg未満のお子様 ③肝機能障害　⑤ イベルメクチンで過敏反応を過去に起こしたことがある方
• 起こりうる副作用・注意点：

⚫︎ 内服数時間後〜翌日に、一過性の痒み、紅斑反応（過敏反応）が出ることがあります。通常は次第に軽快しますが、痒みが落ち着かない場合はなるべく早めに再診にお越しください。
⚫︎肝機能障害・悪心嘔吐・食欲不振・眩暈が起こることがあります。 
⚫︎貧血や血液の凝固異常が見られることがあります（血液検査上）
⚫︎眩暈・眠気が見られることがあります。

しつこく繰り返すニキビ、嚢腫状の大きなニキビに。

• アクネトレント１０mg １０カプセル
  　　　　　　　　　　　３０カプセル
• アクネトレント２０mg １０カプセル
  　　　　　　　　　　　３０カプセル
• 初回診察料（カウンセリング料）別途
  初回ビジア撮影料別途
• 再診料　別途
• 内服前・３ヶ月後採血料　別途

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通常のニキビに対する標準治療・保険診療で改善が認められない重症の嚢腫性ニキビに対し、皮脂分泌抑制・角質剥離・表皮ターンオーバー正常化などの作用を持つビタミンA誘導体を内服することで効果を発揮します。0.3mg～0.5mg/kg（10mg～30mg/日）より内服開始、症状に合わせて用量を調節し4ヶ月～6ヶ月内服して休薬します。再発を防ぐためニキビのできない期間を最低でも2ヶ月維持して終了するのが望ましいです。

内服中は副作用のモニタリングが必要となるため、内服開始前と、内服開始後1〜３ヶ月は採血検査が必須となります。

イソトレチノイン内服は、海外では重症のニキビ治療の有効手段として20年以上前から認知され使用されてきた薬剤ですが、日本国内ではまだ未承認の薬剤となります。そのため医師が個人で輸入をした薬剤を患者様に処方する形となります。未承認薬剤ですので、万が一重大な薬剤による副作用が出た場合でも、国内医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

• 内服できない方（禁忌）：①妊娠中・授乳中・妊娠の可能性のある方 ②12歳未満 ③大豆・ピーナッツアレルギー 　④肝機能障害　⑤重度のうつ病
• 起こりうる副作用・注意点：

⚫︎治療前後1ヶ月・治療中は避妊が必要です。治療開始前の妊娠検査が望ましいです。
⚫︎治療中は献血はできません。
⚫︎鬱傾向・鬱病の方は服用を避けてください。精神疾患が悪化する可能性があります。
⚫︎重症の薬疹・薬剤アレルギーを発症することがあります。息苦しさ、圧迫感、疑わしい発疹や症状が出現したら直ちに内服を中止し医療機関を受診してください。 
⚫︎激しい運動を行うお子様・若年者で筋肉や関節の痛みが起こる可能性があります。（横紋筋融解症）
⚫︎血性下痢を伴う腸の炎症や視力障害、夜盲症、ドライアイが起こる可能性があります。
⚫︎テトラサイクリン系（ミノマイシン・ビブラマイシン等）抗生剤との併用で頭痛、吐き気、嘔吐、視覚障害が現れることがあります。使用を中止し医療機関を受診してください。
⚫︎肝機能障害や高脂血症、血糖値上昇が起こることがある為、治療中の飲酒はできるだけ控えてください。
⚫︎治療中は肌が敏感になり乾燥しやすくなります。紫外線に弱くなるため、遮光に努めノンコメドジェニック処方のスキンケアで保湿に努めてください。レチノール入り美容液や角質ピーリング剤は自己判断で使用しないでください。
⚫︎脱毛やレーザー施術、美容手術などダウンタイムのある侵襲性の高い施術は、治療中は避け、治療後も6ヶ月間は医師への相談の元、慎重に行ってください。
⚫︎治療開始後、ニキビが一時的に悪化することがありますが、治療継続により数週間以内に軽快します。

しつこく繰り返す大人女性のニキビ、顎下やフェイスラインに繰り返すニキビに※男性不可

• アルダクトンA25mg錠 1錠
• アルダクトンA50mg錠 1錠
• 初回診察料（カウンセリング料）別途
  初回ビジア撮影料別途
• 再診料　別途
• 内服前・1ヶ月以内採血料　別途

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スピロノラクトンは、長年高血圧治療に用いられていたお薬で、非常に高い利尿効果があります。この利尿効果とは別に、男性ホルモン（アンドロゲン）の働きを抑える作用が認められており、この作用により大人ニキビを改善していきます。服用にあたり、いくつかの注意点がありますが、ニキビに対する効果は非常に高く、服用の中止後もリバウンドが起きにくいと言われています。
内服中は副作用のモニタリングが必要となるため、内服開始前と、内服開始後1ヶ月後までには採血検査が必須となります。

スピロノラクトン内服を、ニキビの治療で用いる場合、日本国内ではまだ未承認の治療法となります。そのため医師が個人で処方する形となります。未承認治療ですので、万が一重大な薬剤による副作用が出た場合でも、国内医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

• 内服できない方（禁忌）：無尿または急性腎不全・高カリウム血症・アジソン病（副腎不全）・タクロリムス（商品名：プログラフ）ミトタン（商品名：オペプリム）エプレレノンセララ投与中・減塩療法中・心疾患や動脈硬化症・腎障害・肝障害・肝腫瘍・妊娠中・授乳中の方
• 起こりうる副作用・注意点：

• 成人女性の方で男性ホルモン過多（顎や体のニキビ・多毛・皮脂分泌過多）によるニキビの方が対象です。治療中は月経不順が起こり易いため避妊を徹底し、不正出血予防のため低用量ピルの併用をご検討下さい。
• 一般的な副作用は、薬疹（開始後2週間前後）・乳房痛・低血圧・頻尿・生理不順・不正出血です。
• 不整脈・胸痛・吐き気・全身倦怠感・脱力（高カリウム血症）・尿量減少・手足や顔のむくみ・頭痛・発疹などの症状が出たら、内服を中止し血液検査にお越しくださいませ。
• 血圧が下がり、めまい・ふらつき等が現れることがありますので、車の運転や高所作業・危険を伴う機械操作などには十分ご注意ください。 
• その他、副作用として頻尿、多毛、肝斑悪化、うつなどがあります。
• 治療開始後、ニキビが一時的に悪化することがありますが、治療継続により数週間以内に軽快します。
• 併用注意薬：以下の薬剤との併用は注意が必要
• カリウム製剤、ACE阻害薬・ARB・アリスキレン（高血圧症の治療薬）、カリウム保持性利尿剤、フィネレノン（慢性腎臓病の治療薬）、シクロスポリン（免疫抑制薬）、ドロスピレノン（月経困難症の治療薬）：高カリウム血症、コレスチラミン（高コレステロール血症の治療薬）：代謝性アシドーシスの報告、ジゴキシン・メチルジゴキシン（いずれも心不全や頻脈などの治療薬）：これら薬剤の血中濃度が上昇の恐れ、リチウム製剤（双極性障害などの治療薬）：リチウム中毒のおそれ